5:覇権ハード

「覇権ハード」なんとマニアックな響きだろう。

私が考える覇権ハードは以下のようになる。

ファミリーコンピュータ

スーパーファミコン

プレイステーション

PlayStation 2

wii

PlayStation 4

ゲームボーイ

ニンテンドーDS

異論はあるだろうが今回の主題はそこではないので聞き流して頂きたい。

メーカーは利益を最大化する為、この覇権ハードを育てるわけだが、重要なポイントはハードの性能とキラータイトルになる。この2つがユーザーのニーズに合うとハードとソフトの販売相乗効果によりソフトの質・量ともに充実した覇権ハードの完成となる。ハードメーカーはハードやソフトの販売利益だけでなくサードパーティーからのロイヤリティによる莫大な利益を手に入れるのだ。

しかし、ここに来てビジネスモデルが完全に変わってしまった。収益の柱がPSNに代表されるアカウントサーバー管理サービスの月額課金へと変化したのである。こうなると企業のリソースはいかに有料会員を増やすかに注がれることになる、ハードの販売台数を増やす事はその為の一手段でしかないのだ。そもそもハードビジネスは博打的な要素を含んでいるため、収益の安定性・利益効率・ビジネスリスク全ての面で月額課金サービスより劣るので企業は当然の判断をしているに過ぎないのである。

では以上のことより何が起こるのか?サーバー管理会社となってしまった、かつてのメーカーは自社ハードに拘らず、他社ハードによるサーバー接続も推進するだろう、有料会員を増やせばよいわけで。特定のハードだけが売れることがなくなり、そう、これが言いたかった"今後は、覇権ハードは出現しなくなってしまう"だろうと!!PS4は「最後の覇権ハード」と呼ばれると思います。どれが覇権ハードになるかを見ているのは楽しみだったのに、時代の流れで仕方ない事だが寂しい限りです。まあ、ソニーマイクロソフトどちらも遊べるハードなんかも発売されたりするかもしれませんから、それはそれで楽しみですね。自分としてはかなり懐疑的ではあるがクラウドゲーム機も出そうだし、これからが楽しみです。